精密鋳造とは?
日本における精密鋳造の起源は、奈良時代の仏像建立にさかのぼります。蜜蝋・木蝋などを混ぜたワックスで仏像の形を造ります。その上に土を被せて鋳型を製作します。そして火をかけて脱蝋し、空洞部に溶かした金属を流し込み、鋳型を壊すと仏像の形をした鋳造品が完成します。
精密鋳造の特長
- 複雑な形状物の一体成形が可能です。
- 鋳肌が他の鋳造物にくらべて平滑です。
- ほとんどの金属が鋳造可能です。
- あらゆる工業部品に適用できます。
・航空機のジェットエンジンのブレード、発電機のタービン翼など
・一般産業部品として印刷機械部品、建築工具部品、自動車部品など